自分の人生は、本当に自分のものなのか
何だこの話。読みながら何度もそう思いました。 主人公のマラカイは奇妙な運命に巻き込まれ、地球を飛び出して宇宙を転々とします。かなり壮大な話なのに、どこかふざけていて、登場人物たちもみんな少し変です。 でも、ただの変なSFでは終わりません。自分で選んで生きているつもりでも、本当にそうなのか。もし誰かに決められた人生だったとして、それでも自分の人生と言えるのか。軽い調子で進んでいくのに、考えていることは意外と重いです。 ふざけているのか真面目なのか、最後までよく分からない。たぶん、どちらも本当なんだと思います。読み終わったあと、自分がこれまで選んできたものについて、少し考えたくなりました。